自分で選択して行動していくということ

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    元日の能登半島地震から始まった2024年…。

     

    3月に入っても太平洋側ですら積雪のあるなか、いまも避難を続けている方の大変さや、ご家族を亡くされた方のお気持ちを思うと本当に冬の被災の過酷さを考えます。また、季節関係なく、震災とその関連で亡くなった方のご冥福をお祈りします。

     

    3.11から13年経ち、このクニは一体どれだけ本気で原子力発電所の危険性に対する備えや、震災対応の改善を行って来たのか、ゾッとした人は多かったのではないでしょうか。

     

    日本に対してクニ、という感覚を持てなくなって久しいです。

     

    本で読んだこと人から聞いたこと、色々な「理解」のしかたがあるけれど、自分の中から「…、そうか、そうだったのか…」と、実感と確かさが沸き上がって来る「わかる」という体験は少なく、忘れがたいです。

     

     

    当時政権は違ったけれど、“直ちに人体には影響はない”を繰り返す記者会見や、首相が変わったことでどんどん増していく不信感と憤り、その後政権がまた自民党に戻ってもっともっとひどくなっていく、その狭間の期間で「わかる」を体験しました。

     

    redpill

    ひとが「ある」と思っているだけで、国というのは実在していない、「概念」みたいなものでしかないのか、、、。

     

    国民・領土・統治権の三要素を基本条件として、統治する組織=国家、みたいな字面ではなく、生まれてからずっと1つの言語、1つの国土の中で生活していると空気のように当たり前すぎて「理解」どころか「考える」ことすらしてこなかったことが「…そうか、…そうか」と解る感覚は目が覚めるみたいな体感を伴いました。

     

    「こうならいいのに」と思うこと・願うことは「行動」に移さないと「結果」に繋がらない。

     

    そして、「結果」はたとえ気軽で直感的であったとしても、必ず方向があって、向かう先に紐づいているから「選択」には物凄く重要な意味がある。

     

    自分と家族と友達と、身近な人たちと思いを共有すること、そして「行動」に移すこと、それしかクニに「実体」が戻って「国」に成る方法はないのかもしれないな、と考える13年目。

     

    「わたし」は何をしてきたのかな…と、自省は常にあるけれど、この体験を柱にして進むしかないなと思っています。

     

    (なべこ)

    12年で廃炉どころか再稼働…そして狼狽しているうちに進む「自衛隊の弾薬庫」、戦争準備

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      ずっと、オロオロと狼狽しているうちに日々が過ぎて行き、このクニに今住んでいる人間として、今、何をしたらいいのか、と、立ち止まって久しい気分でいる。

      不勉強も、非行動も「日々の生活に追われている」を最大の言い訳にして、目を閉じ、耳を塞いで、口を閉じているような状態。

      良いわけがない、と思いながら、マゴマゴしているうちに、すっかり茶色い朝が来ている。

       

      豊橋いのちと未来を守る会は、なかちゃんが2015年に虹の橋を渡ってから具体的な「活動」「行動」はしていないけど、同じ思いで子ども達の未来を願う仲間は今もゆるく個別に繋がりあっているので、この気持ちは共有できるのではないだろうか。

       

      「権利の上に眠る者を法は保護せず」

       

      私たちは、自覚なく今とんでもないところまで連れてこられている。

       

      第115回:日本に弾薬庫が増えていく意味(三上智恵)

      [上記サイトより引用]
      南西諸島から火の手が上がればすぐさま日本に燃え広がり、国土が戦場にされるという流れがここまで見えているのに、熱心な平和運動家でも目を背け続けるのはなぜだろう?あえて目の中に3枚くらい鱗をつけてでも、旧態依然とした活動にとどめたい理由があるのかと考え込んでしまう。

       

       

      マガ9 2 26緊急集会

       

       

       

      山本太郎の国会質問!参議院・予算委員会 (2023年3月2日 15:22〜)
      野党:山本太郎の質問

       

       

      【古賀茂明】日本は本当に戦争をするのか、しないのか…防衛増税より何より「本質に関わる議論がない!」【ONEPOINT日刊ゲンダイ】

       

      確実に正常性バイアスに囚われているんだろう。
      12年経ち、今朝は、静かな追悼の気持ちではなく、強く申し訳が無さと情け無さに打ちのめされている。
      DVに慣れてしまったように「原発再稼働」も「自衛隊弾薬庫」も許せず物凄く嫌なのに、これという「実動」に移さず「ぼんやり」と暮らしている自分が一番恐ろしい。
      それでも、生きねば。

       

      (豊橋いのちと未来を守る会)

      11年、11回目の追悼の春…

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        ワタクシゴトですが、今年の3.11を迎えてみて、ふと被災が理由ではないものの、2011年から虹の橋を渡った家族や家族同然の身近な人たちが7人になることに気付きました。

         

        市民活動を通じて接点を持った暖かい心の方や、心の支えとなるような志ある魂の松井英介先生はじめ、「責任ある大人の背中」を見せてくださった、今はあちらにいらっしゃる方々のお顔も何名も浮かびます。

         

        「生きること」は「死ぬ」までの過程でしかない、という当たり前のことを日々忘れて暮らしてしまっているけれど、改めて、今日一日を生きている喜びに感謝と、11回春を迎えていることに想いを馳せます。

         

        有感地震の速報アプリを携帯に入れてから、こんなにも頻回に揺れるのか?と思う年末がありましたが、このところ少し静かだなと思うと、「溜め」なのではないかとゾッとします。

         

        昔のように「忘れた頃にやってくる」と言うほど忘れれるような暇は一切なく、震度5クラスは「震度3」程度の感覚になり果てている最近ですが、「慣れた頃にやってくる」に切り替えて、2011年3月11日にそんなつもりなく亡くなっていった方々から、全て奪われて今日まで生きてこられた方々から、今なお大きく穴の開いた心で頑張っていらっしゃる方々から、教えをもらいながら備えていかねばならないと感じています。

         

        地震という自然災害は、コロナで、ウクライナ情勢で、混沌とした世界を鑑みてはくれないので…。

         

        11回目の3.11を心に刻みながら、このブログを観てくださる方と共有したい動画と、いつものアレを載せて結びとします。

         

        ウクライナ・オン・ファイヤー 日本語字幕

        ※ドキュメンタリーのため、沢山の凄惨な現場が映ります。年齢制限ありなので、ご注意ください。  

         

         

        戦争責任者の問題 伊丹万作
        青空文庫
        戦争責任者の問題

         

         

        ※3/28追加

        ”独裁者 ”と言われている、ベラルーシ:ルカシェンコ大統領TBSインタビュー全編

        私は言語が解らないから、日本語字幕を信用するならば、ではあるけれども、最後54:10の「日本にも配備されませんように」の後の表情も含めて本当にめっちゃくっちゃ【興味深い】重要度のとても高い、深度の深い、良いインタビューでした。ウクライナ・オン・ファイアーと共に視聴されることをお勧めします。

        【独自】「ロシアを支援するのはベラルーシだけ」ルカシェンコ大統領 インタビュー全編

         

         

        (豊橋いのちと未来を守る会:なべこ)

         

         


        #汚染水の海洋放出に反対します

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          日々に追われすぎて、全然行動が出来ていない!すごく焦るけど、抱え込んでいても仕方がないから、とにかく絶対に反対であるという意思は行動に移さないと!

          ↑お世話になっている、静岡放射能汚染測定室:馬場利子さんの記事↑

           

          首相官邸意見フォーム

           

          ↓↓↓ 一人でも、今からでも出来る! ↓↓↓

           

           

          放射能汚染水の海洋放出に強く反対します!

          福島原発事故後の汚染水に含まれる核種はトリチウム1種類ではないのに、なぜ事故の起こっていない原発同等に「トリチウム水」という言い方をするのか、わざと意味を狭めて他の核種に対する懸念を誤魔化しているように思え、不信感を募らせています。
          福島県漁業協同組合連合会はじめ、地元の森林組合、農業協同組合、水産加工連合会などから、反対意見が提出され、パブリックコメントでも2700件の反対意見が寄せられ、福島県内の各市町村議会からも反対決議が25市町村、慎重に議論すべきとの決議も16市町村、福島県の実に7割の市町村が海洋放出に同意していない中、何を根拠に「閣議決定」出来るのでしょうか。
          故意に一部しか表示しない地図で敷地内にスペースがないかのように見せていることも、敷地内北側にまだタンクなど増設できる余地があることも知っています。
          また、専門家からもモルタル固化して陸上で管理する提言があり、そのような意見が検討されたかどうかも国民にはいっさい見えてきません。
          海は繋がっていますが、諸外国に対してどのように説明するのでしょうか。敷地内にスペースも、陸上管理案もあるのに、強行に海洋放出しようとする行為が国際社会から観てどのように映るのか想像もできないとすれば、どこまで恥ずかしい国になっていくのかと本当に情けなく思います。


          放射能汚染水の海洋放出を閣議決定する暴挙に強く反対します。

           

          (豊橋いのちと未来を守る会)

           


           

          <参考URL>
          「1500ベクレル/Lは基準の40分の1」はウソ
          (福島原発事故10年国際署名実行委員会)
          放射能汚染水を海に流さないで
          (グリーンピース)
          ↓↓↓ 21/05/03追加 ↓↓↓
          汚染水海洋放出を決めた4.13閣議決定を撤回せよ!(放射線被ばくを学習する会)

          豊橋市、給食無償化見送り

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            給食無償化、 3月23日の予算特別委員会で見送りになりましたね。

             

            令和3年3月23日午後 

            予算特別委員会

            https://m.youtube.com/watch?v= C-2X7_RT5R4

             

            新市長の公約の柱の一つだったので、ダメージも大きい…

             

            給食無償化について、 3月10日に豊橋市保健給食課に問い合わせたもの↓

             

            【保健給食課電話回答】

            ●無償化になると予算が削られ給食費の質が落ちるのか?

            食材費予算は確保できるので 今までと変わりません

             

            ●ところで4月から無償化になるのか?

            3月末の議会で決定するので現段階では何とも言えない

             

            ●4月から無償化決定と思っている人が多いのではないか?

            新聞でも無償化決定のような表現だったので、 そう思われてる方が多いと思う

             

            ●3月末に議会決定ならば、可決でも否決でもバタバタですね

            無償化決定の場合、予算の確保はお願いしてある

            無償化が見送られた場合、保護者の方への連絡が急務

             

            とても感じの良い電話対応。

             

            今は保健給食課も対応に追われているだろうなぁ。。

             

            【給食費について】

            今まで「給食費は市が半分負担してます」 的なことを何度も聞いてきたけど、 市が負担してるのは人件費とか維持費で、 食材費は全額保護者負担。

             

            食材費を半分負担と勘違いしてる人が多くて、以前FM豊橋の『 今日の学校給食』のコーナーでも

            おうちの人と市が半分ずつ出して一食500円くらいの給食を食べ てます!」

            と放送してた。

            人件費やその他を入れて計算すれば500円位だけど、 勘違いする人がいると思う。

             

            【地産地消率について】

            豊橋市の学校給食食材の地産地消率(食材比)

             

            29年度 40.7%

            30年度 40.7%

            元年度 41.6%

            (豊橋市学校給食協会直接問い合わせ)

             

            しかし、12月の市議会定例会では↓

            「令和元年度の豊橋産を使用した割合81%、 愛知県産を使用した割合94.3%」

            と回答している。

            これには???となったけど、よく見てみると「献立の割合」 と書いてある。

             

            市議会だより

            ↑※18ページ下段

            動画は14分ごろから

             

            献立の割合って、 例えば五目汁の食材の中で1つでも豊橋産だったら、 五目汁の食材全てが地産地消とカウントされてしまう。

             

            一般的に、給食の地産地消率は食材比や重量比で示している。 今まで豊橋市の学校給食協会や保健給食課に何度か問い合わせてい るが、『献立の割合』で返事をもらったことは一度もない。今回、 『献立の割合』で示しているのはかなり不自然。

             

            市民一人一人がしっかりアンテナ張ってないと、 いろいろなことを都合よく誤魔化されそう…

             

            (豊橋いのちと未来を守る会:ヨーコ)


            10回目の3.11、重ねて、固める

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              どんな10年だったかは、その時に棲んでいた場所、視た風景、感じたことで本当にそれぞれだったと思うけど、メッキがはがれるみたいに、クニも、個人も、色々なモノが、コトが、あらわになった10年だったんじゃないだろうか。

               

              自分にとって、何が一番大切なのか、幸せなのか、書いては消して、消しては書いて「今」を選択し続けてきた気がします。

               

              私たち、豊橋いのちと未来を守る会は、想いの核となるメンバーが虹の橋を渡った後も、それぞれがそれぞれの「暮らし」の中で小さな確認作業のように「未来」を願い続けてきています。

               

              この10年、あると思っていた「日本」という国や、「日本人」という矜持や、みんなが当然のように「子どもたちこそが希望」と思っているだろうという当然は、頼りなく、疑わしく、思い込みでしかなかったように脆くなりました。

              何が脆くしてしまったのか、原因は自分にもあったんじゃないのか、振り返り、見つめ直して10回目の3.11の朝を迎えているような気持ちがします。

               

              先日、高校生が企画したイベントに立ち会いました。

               

              彼らの柔軟性は「反対!」を唱えたり「間違っている!」と憤怒したり「許さない!」と声を上げる私たちやそれ以上の世代とは違いました。

               

              「今」をそのままありのままに受け止め、そこから「では、どうしたいか?」を、自分たちのためでなく「世代」のために、それはそれは自然に、当たり前のように向き合っていました。

               

              とても心強かった。

               

              クニはきっと、3.11の前には崩れかけていたのでしょう。

               

              これから輪をかけて何番底だよ!と言いたくなるほど酷くなっていくのでしょう。

               

              それでも、さほど悲観しなくなったのは、「では、どうしたいか?」をひとりひとりが考えれるだけの力を、3.11から重ねてきているような気がするからだと思います。

               

              −期待するから腹が立つ−

               

              そういう意味では「クニに期待」しなくなったのかもしれない。

               

              「では、どうしたいか?」

               

              先にあちらへ行った人たちに心を強くしてもらいながら、防災の備えを。

               

               

              ひとりひとりがどうありたいのかを静かに、追悼の想いと共に、確かにして、重ねて、固めていきましょう。

               

               

              (豊橋いのちと未来を守る会)

              日々の暮らしで出来ることを考える

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                すっかり明けましておめでとうございます。


                 

                さて、突然ですが、皆さん、タマゴってどうされていますか?


                 

                年末に、豊橋いのちと未来を守る会のメールアドレスに、認定NPO法人アニマルライツセンターからご連絡を頂き、個人的にとても気になっていて、心がけていたこととのつながりもあったので、賛同団体として掲載していただくことになりました。


                 

                私は焼き鳥屋さんでバイトするくらい鶏を食べるのが好きなので、ヴィーガンというわけにもいかず、メンバーも100%菜食の人はいないかな、と思うので、少し気後れと言うか、どうしても自分の食欲との折り合いが難しく、賛同する資格があるかしら、としばし逡巡してしまいました。


                 

                ですが、来世、食べ過ぎたバチが当たって鶏になるとしたら、これだけはごめんだと思うのがバタリーケージです。


                 

                とり肉やたまごを食べるのを止められないけれど、せめて、限られた範囲であっても自分の意志でミミズとか探せる自由を持ったにわとりで居てと願いますし、購入する際も「開放型鶏舎」の鶏肉の調達を心掛けています。(外食はムズイけど。)


                 

                良かったら、賛同団体の名前を確認するついでに、バタリーケージについても確認していただき、なんかの際に思い出していただけたら嬉しいです。因みに来世にわとりになったら友人とこで平飼いされたいなと思っています。

                豆に暮らす野の暮らし研究所ですくすく育つひよこたち豆に暮らす野の暮らし研究所でハーレムを形成するにわとり生活
                ↑ここでにわとり生を送りたい、豆に暮らす野の暮らし研究所さんのにわとりたち。


                 

                最近では更新もなく、「生活」に集中している私たちですが、声をかけていただいたことに感謝して、これからも「生活」視点で「社会」に対して出来ることを探しながら「子どもたちが安心・安全に暮らせる」ことを願って、「選択」して参りたいと思います。


                 

                それでは、みなさま感染症含め健康第一で、良い一年になりますように祈念致します。


                 


                 

                (豊橋いのちと未来を守る会)

                松井英介先生のご冥福をお祈りいたします。

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                  2013年10月24日に、共催団体として関わらせていただいた松井先生の講演会から6年半、静岡放射能汚染測定室:馬場利子さんの8月20日の記事で訃報を知りました。


                   

                  「あっ」と声が出て、依頼心と怒られてしまいそうですが、また、ひとつ足元を照らす光が失われたような心細さを感じました。


                   

                  主催団体のとよはし市民会議:渡辺則子さんからもご連絡があり、あれからのあっという間の歳月と、豊橋で、また、岐阜で、お会い出来た時の先生の姿を思い出しています。
                  少ない接点の者に対しても、実直・誠実、そしてとても暖かくて大きな、優しい先生でした。


                   

                  「心配」をし続けて今日があります。
                  松井先生は、ずっと正面から向き合ってこられました。
                   

                  もう何度も今日までの軽薄で皮相的な自分を恥じていますが、「凡庸な悪」について訃報をうけてまた、自分の内側を見つめざるを得ません。


                   

                  静岡放射能汚染測定室からご許可いただき、松井先生の最後の通信を転載させていただきます。


                   


                   

                  「ゆっくり人を殺す人たち」から脱却するためには、それぞれの「行動」しかないのだと、今一度こころに刻み、松井先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
                  子どもたちが安心・安全で不安なく、のびのびと育てる社会の実現に向けて思いを横へ横へと繋ぎ、願いながら顔を上げて歩き続けます。


                   


                   

                  (豊橋いのちと未来を守る会)

                  汚染土活用事業に備えを求める陳情書に対する意見陳述

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                    先月2/27(木)に提出した「福島原発事故由来の汚染土活用事業に関して豊橋市として環境と市民を守る準備を求める陳情書」を提出したのですが、同時にその補足として5分間で解説(?)できる、「意見陳述」も申し込んでいました。

                     

                    新型コロナ蔓延中なので、果たして実施されるのかしら?と思っていましたが、“マスクの着用”や“出入口でのアルコール消毒”のお願い付きで、3/23(月)10:00から予算特別委員会にて意見陳述させていただくことができました。
                    会のメンバーにも声を掛けて、傍聴という名のタッグでGO!と思っていたけど、みんなお母さんなわけだし、情報は追って共有できるからいっか!ということで、単体で乗り込んだのですが、3組いたうち、当会以外の「意見陳述者」がゴッツリ知り合いで、わー!奇遇ッ!いや、奇遇ちゃう!豊橋の市民活動が狭いだけだに!と、ノッケでゲラゲラ出来たので、とてもリラックスして臨めました。

                    5分間は約1500文字程度なのに、減らしても削っても2000文字超え…、現場で端折って約1700文字程度にしたものを転記させていただきます。。

                     

                    福島原発事故由来の汚染土活用事業に関して
                    豊橋市として環境と市民を守る準備を求める陳情書
                    意見陳述

                    本日は、意見を述べる機会を与えて頂き、有難うございます。

                     

                    私たちの会は、3.11東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故で発生した放射能の心配をきっかけとして、活動を始めました。
                    今回、国が進めている「中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用」事業に対して、強く懸念があり、「豊橋市として環境と市民を守る準備を求める陳情書」を提出するに至りました。

                     

                    私たちの会は、過去震災がれきの広域処理も不安に思い、市に対して公開質問状を提出し、ご回答頂きました。
                    2012年当時、佐原市長は被災現地に足を運ばれた結果として、「広域処理を受けなくてもいい」、「東三河は被災地の域内処理への支援が第一」と発言され、とても心強く感じたことを覚えています。
                    放射性物質は拡散させない、という原理・原則に則った上で、被災地のために、東三河が出来ることを、行政として検討してくださっていると思いました。その瓦礫の広域処理問題から8年の間に、今回懸念している「除染した土」それはつまり放射性物質で汚染された「汚染土」になるものですが、それを「再生利用資源」として「活用」する事業が、じわじわ進められてきました。

                     

                    現在、環境省の元でこの戦略検討会が行われており、今、仮置き場にある福島県内の除去土壌、汚染土は約1400万リューベ、そのフレコンパックに入っているものの中から汚染濃度の高いものは中間貯蔵施設へ、それ以外を再生利用するために有機物・異物などを除去して、資材化して「県外で活用」していくという計画だそうです。
                    環境省は「あくまでも放射性物質の安全性の確保を大前提として、用途を限定して適切な管理の元で利用していく」と説明していますが、直近の検討会は昨年12月19日でしたが、開催後の議員レクという説明会の中で、その管理期限については何年と定めていないと言っています。ここで衆議院議員の方が、「管理が必要という時点で安全ではないわけで、危険な資材でなければそもそも適切な管理も必要がない」と指摘されています。また、検討会自体は動画中継がなく、取材された記者の方のお話の伝聞にはなりますが、「どこに何Bqのものをどれくらい埋めたのかは『掘りかえされる恐れもあるから』という理由などでそのままの情報提供はしない」という話もあったそうです。

                     

                    管理が必要なほど危険度があり、また、掘り返してテロリストなどが利用する恐れがあるから秘匿するほど高濃度のものを、全国で「活用」していくことを政府が検討していることに、とても不安を覚えます。

                     

                    原子力発電所から発生する放射性廃棄物を、国が認可・確認して、普通の廃棄物として再利用又は処分できる制度を「クリアランス制度」と言うそうですが、そのクリアランス制度の基準は100Bq/kgなのに対し、汚染土壌活用事業では瓦礫同様8000Bq/kgまでが大丈夫とされてしまいます。このクリアランス制度とのダブルスタンダードを回避するために、汚染土壌再生利用は「新概念」であると説明している資料を見ると、安全基準とはなんなんだろうと不安よりも虚しさや悲しさまで湧いてきます。

                     

                    まだ管理期間も定まっていない、利用範囲も、取り扱い業者の選定なども「検討中」のこの問題ではありますが、国は震災がれきの時から学び、この事業に対して戦略を立て、スケジュールを作って臨んでいます。 今このタイミングで豊橋市に、市民としてお願いしたいのは、国が事業として推し進めていることに対して、自治体としても「業務」として取り組み、備えて欲しい、ということです。市として、過去のフェロシルト問題や、直近のアスベスト問題も踏まえ、人が危険なものを管理する限界ということに対して、真摯に、環境を保全していく「業務」にこの事業に対する準備を盛り込んでいただけますようお願い致します。

                     

                    豊橋の豊な自然は、未来から貸してもらっていると考えて、市民としても守り、ちゃんと返していけるよう勉強して参ります。

                     

                    以上、ご清聴ありがとうございました。

                     


                     

                     

                    今回、まだ自治体にまでは話が下りてきていない問題ということもあり、採択が発生する請願ではなく、陳情を選択しました。

                    上記「意見陳述」の内容が「〜なそうです。」みたいな伝聞型になっているのは、当会がこの問題に対して懸念し始めたきっかけでもあり、当時からずっと取材を続けてくださっているおしどりマコさんの記事や動画配信から情報を頂いているからです。

                    特に、この2019年12月19日の立憲民主あべともこ衆議院議員の議員レクの記録録画(おしどりマコさん配信)は、何回観ても、腹の底から低く「ぉおいぃいぃいぃぃ〜…。。。」と、つい声が出てしまうくらい様々な不安要素があり、沢山の方がこの汚染土活用事業のマズさを理解できる内容になっていると思いました。
                    是非、一度ご覧になってみてくださいッ!

                     
                     

                    環境省のスケジュール通りにいくならば、あとたった4年のうちに減容化→再生利用の打診、そして最終処分場の選定が始まります。

                    今回、「豊橋市」と自分の住む場所で声を上げましたが、もちろんそもそもこの戦略事業自体に激しく反対ですし、パブリックコメントも提出はしました。そして、国民として市民として出来ることを探す中で、陳情書も1つの「声」を表す手段として活用しました。
                     

                    最終処分場の選定は数年前に国有地が狙われるのでは?という話があり、県内・市内にある国有地が心配で問合せをしたりしました。国が放射性物質汚染対処を言葉尻で「分別・焼却・埋立処分・等」などと範囲を広げ、原理・原則を無視して全国に広げようとしている今、まずは知る事と、各地で今から阻止に向けて動く必要性を強く感じています。

                     

                    私たちの会では、豊橋市に対して環境保全の観点から、市内にクリアランスを無視した放射性物質を持ち込ませないための条例化を求め、活動を続けていきます。

                     
                    市民の不安や心配に対し、耳を傾け、真摯に対応してくださる豊橋市環境保全課に心から感謝いたします。
                     
                     

                    --- 3/28 16:17追記 ---

                     

                    除染土再生利用に向けた法令改正「時期尚早」指摘相次ぎ見送り

                     
                    <本文抜粋>
                    環境省は「安全性については確認されているが、丁寧な説明を続けていく必要がある」などとして改正を見送ることになりました。
                    環境省によりますと、パブリックコメントを行ったうえで方針を見直すのは異例で、今後、専門家を交えて対応を検討するとしています。
                    --------------------------------
                     
                     
                    法改正が見送られました。しかし、パブリックコメントを受けて「方針を見直すのは異例」て…。マジでガス抜きやったんやね、今まで。
                    言い回しで解釈次第では様々ゆる〜く活用できる「法改正」が「見送られた」だけで、戦略事業自体が中止になったわけではありません。引き続き気を付けて情報を追いたいと思います!
                     
                     
                     
                    (豊橋いのちと未来を守る会)

                    豊橋市へ放射能汚染土壌活用事業に関する陳情書を提出

                    0

                      新型コロナウィルスの全容が判らないままに、後手後手の対応で世界から「蔓延国」認定されつつある日本…。

                      みなさまの周りは大丈夫でしょうか?

                       

                      突然に休校とか言い出して、“子どもたちの健康・安全を考え”みたいなこと言ってるけど、まさかなんの手立てもないまま丸投げとは…。そのしわ寄せは家族に社会に、ひいては再び子どもに戻ってくるというのに…。

                      あまりに沢山の悪行の数々(森も加計も性犯罪もみ消しも桜も定年延長も…種も水もなにもかも!)がコロナの裏で並走しているけど、なんかコロナ対応からこっち、ダメ押しの「休校」によって致命的な想像力の欠如が可視化され、忙しくてそれどころじゃなかった人たちが新たに、正体見たり安倍政権。

                       

                      ずっとそうだけど、最後は結局、私たち国民がきちんと自主自立してなにを選択していくのかにかかっていると、改めて思う。

                       

                      こちらのマコちゃんのTweetに激しく同意 ↓

                       

                      罹患された方々の早期回復を祈りつつ、引き続き自衛防疫を頑張りましょう。

                       

                      さて、枕が長すぎました。

                       

                      昨日2/27午後16時くらいに、下記の陳情書を提出いたしました。

                       
                       

                      福島原発事故由来の汚染土活用事業に関して

                      豊橋市として環境と市民を守る準備を求める陳情書

                      豊橋市議会への陳情書(2020年2月27日提出)
                       

                      私たちの会では過去にも震災がれきの受け入れについて、心配して反対し、汚染の少ない土地は守って残していくべきだと訴えてきました。

                       

                      豊橋市へ震災がれきの広域処理に対する公開質問状提出(2012.03.27)

                       

                      豊橋市の回答(↑公開質問状に対する)(2012.03.30)

                        

                      被災がれきの試験焼却について断固拒否を求める要望書(2012.06.05)

                        
                      広域処理結果→ 

                       

                      その後、2015年に除染土を「再生利用」という名のもとに、再び全国にばら撒こうとしていることを知って驚愕し、おしどりさんの取材にお世話になりながら心配を続けてきました。

                       
                       

                      凄く時間が経ってしまったけど、私たちが日々の生活に追われているうちに、環境省は着実に「工程表」に基づいて戦略事業を進めてきており、実行されるリミットが近付いてきていて、さすがに焦りが極まって、この度、陳情することに致しました。

                       

                      「心配」は目に見えないから、「行動」するしかなくて、行動すると「記録」されるから、それが次の手立てに繋がると信じます。(だから、公文書破棄とか改ざんとか隠蔽とか、断固ありえない!!!)

                       

                      今回の提出にあたってお力添え頂いた、取材のスペシャリストおしどりマコさん、懇切丁寧且つ具体的に市民の心配に向き合ってくださった豊橋市環境保全課のM主査には本当に本当に感謝しかないですッ!!

                       

                      このBlogの僻地で叫ぶことじゃないですが、心から有難うございましたッ!引き続きどうぞよろしくお願い申し上げますッ!!

                       
                       
                       
                      (豊橋いのちと未来を守る会)

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